管理番号 | 新品 :76010274 | 発売日 | 2024/02/12 | 定価 | 15,000円 | 型番 | 76010274 | ||
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1970年台?のスピーカー2台セットです。父親から譲り受けました。つい先日まで通常使用しておりました。屯田まで取りに来られる方限定です。以下、ネットより拾ったスピーカーの説明です。↓↓1977年に,ソニーが発売したスピーカーシステム。前年の1976年に発売されベストセラーとなったSS-G7の弟機として,1977年にSS-G5,SS-G3(¥48,000)が発売されました。つまり「Gシリーズ」の中の中間の機種にあたりますが,その価格や搭載ユニットの規模から見て,同クラスで当時ベストセラーであったヤマハのNS-690Ⅱ(¥69, 000)への対抗意識もうかがえます。G5の特徴の1つは,G7にも採用されていた「PLUMB IN LINE方式」でした。前後方向の定位を改善ずるためにウーファーユニットが前に出ていて,スコーカー,トゥイーターなどの全ユニットの等価的な音源位置を鉛直線上にそろえたもので,バッフル面においても3つのユニットは中心を揃えて一列に並んだインライン方式がとられていました。ウーファーユニットは30cm口径の半頂角60°のストレートコーンで,カーボンを混抄した,ソニーの自慢のCARBOCONユニットでした。コーン紙を漉く抄紙機の開発からスタートし,抄紙方法から,成形,熱処理に至るまで検討が加えられたもので,同心円状のリブコルゲーションを施され,CARBOCONならではの剛性の高さと内部損失が両立されたコーンユニットでした。形状の決定にも,NASTRAN(アポロ計画等の宇宙開発の中で,宇宙船の複雑な形状の力学的挙動を解明するために用いられたコンピューター技術・プログラム)が応用されていました。磁気回路は,総磁束112,500マクスウェルに及ぶ強力なもので,この磁気回路は,アルニコマグネットとT型ポールに加え,特殊鋼材(FC材)を用いたもので,高調波歪みの発生を抑えていました。フレームには,ステー部を強く,外周部を厚くし,さらに多数のリブを外周部裏面に設けることで剛性を高めたアスミダイカストフレームを採用していました。ミッドレンジは,バランスドライブ型を採用した8cm口径のコーン型を搭載していました。通常のコーン型より大きなセンタードームを持ち,有効面積を小さくした形のユニットで,コーン紙をでき>るだけ忠実にピストン運動させるために,コーン紙に対するボイスコイルの位置・ドライブポイントに注目して改良を施したユニットでした。磁気回路には,フェライトマグネットとT型ポールが採用され,リニアリティが高められていました。このミッドレンジは,受け持ち帯域の5.5kHzまで高いリニアリティでピストニックモーションが可能で,実際には10kHz程度までカバーできるほどの特性を持っていました。トゥイーターは,2.5cm口径のドーム型で,振動板は,厚さ20ミクロンのチタン箔を一体成形したもので,20,000Hzまで正確なピストニックモーションを可能としていました。ネットワークSS-G5の内部ネットワークもしっかり検討されたものでした。ウーファー用にSS-G7と同様のオリエントコアに1.5mmの太い導線を巻くことで抵抗値を0.2Ω以下に抑えたインダクターを用い,さらに,線間の共振の影響を防ぐために特殊樹脂でしっかり固定していました。また,コンデンサーには,内部損失が少なく音質的にもすぐれた特性を持つメタライズドフィルムコンデンサーを使用していました。エンクロージャーはバスレフ方式で,フロントバッフルは,18mm厚のカラ松材によるパーティクルボードで,その他の面には18mm厚針葉樹系高密度パーティクルボーという,強固なものとされていました。バッフル面には,ソニー独自の「AGボード」を採用していました。「AGボード」は,バッフルボードからの不要な反射が直接波に悪影響をえる現象を抑えるために,バッフル面に無数の縦横の溝を刻み反射波が散乱するようにしたもので「Accuusticcal Grooved Board」(アコースティカル・グルーブド・ボード)の略でした。さらに,音質上望ましいトゥイーターとミッドレンジの近接配置を実現しつつバッフル板の強度を落とさないため,トゥイーターとミッドレンジをユニットボードで一体化させてバッフル面に取り付けていました。スタンドを使用したSS-G5SS-G5には,別売で専用のスタンドWS-G5が用意されていました。重量が13.5kgという重量級のしっかりしたもので,これを使うとSS-G5がフロア型的に鳴らせるようになっていました。以上のように,SS-G5は,SS-G7で高い評価を得たソニーが,Gの名称でシリーズ化すべく作り上げられた中級モデルでした。G7のスケールダウンともいえますが,しっかりと技術的内容を受け継ぎ,低音がしっかりベースを支えるバランスのとれた音をもっていました。